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教育の境界研究会とは

 教育の境界研究会は、教育という領域の内と外を錯綜する無数の境界にかかわる研究を通して、学校や教育を取りまく諸問題の解明に寄与することを目的として、学生・小中高や大学の教員のみならずさまざまな人びとが集い、月1回の例会や年4回の会報、年報の発刊、メーリングリストやメルマガで議論を重ねています。また、共同研究を企画実行し、成果を出版物にもしています。参加資格などはとくにありません。

 

更新['08/11/13]
2008.11月例会の案内を掲載しました。

 

 

 


 

2008.11月例会のおしらせ

 

  • 時   2008年11月29日(土)
  • 場所  茨木高校食堂(大阪府茨木市新庄町12番1号 )
  • テーマ 学校食堂からみた学校
    報告者 加藤恵子さん

    11:00−12:00 茨木高校学校建築見学(教頭先生にご案内いただきます)
    12:00−13:30 茨木高校学校食堂試食会&見学
    13:30−17:00 学校食堂からみた学校
                (加藤さんへの公開インタビュー&研究会)

     1970年代から80年代の急増期の期間、規格化して建設されてきた府立高校の校舎が、90年代以降、50年で建て替えるのが原則で、旧校舎の改修は考えられていないので、旧制中学校、高等女学校として建てられた校舎の改築期にポストモダンの個性化した建築物になっていきました。茨木高校もそのひとつで独自設計され、「伝統」を引き継いでの50メートルの室内プールも作られました。その校舎を見学します。
     また、昼食をいただいた後で、学校食堂からみた学校について、経営者の加藤恵子さんを講師に話し合いたいと考えています。

    なお、学校訪問ですので、以下の時間に集合してください。
      午前中から参加できる方:10:50
      午後からの研究会のみ参加の方:13:20
      いずれも集合場所:茨木高等学校正門前
    茨木高校は阪急茨木駅から南西500メートルです。JR茨木駅からは東口からまっすぐ東に700メートル行き、桜通を渡ると通用門があります。次の通りを南に折れれば正門にでます。

   

2008.10月例会のおしらせ

 

  • 時   2008年10月25日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 近代的家事実習施設の成立と展開
    報告者 土屋尚子さん

    報告者からのコメント
     1900年代の日本の学校教育に登場した近代的家事実習施設は、当時の最新設備であったガスや水道を備えた立式の施設であり、座式の日本の伝統的な台所とは大きく異なるものでした。このような家事実習施設は、日常生活の実態とかけ離れていたために社会的批判を浴びながらも、高等女学校を中心に普及していきます。  当研究会で現在進行中の新モノ語りプロジェクトにおいて私は、以上のような「家庭科室」の歴史について文章にまとめる機会を得ました。今回の報告では、その時に収集した資料を整理しなおしたうえで、近代学校教育における家庭科室、さらに家庭科教育の意味についてあらためて考えてみたいと思います。

   

2008.9月例会のおしらせ

 

  • 時   2008年9月27日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 京都におけるコミュニティ・スクール
    報告者 森小枝さん

    報告者からのコメント
      コミュニティ・スクールについて、昨年学生ボランティアとして関わった京都市の小学校を舞台に報告します。幸運にも立ち会えた公開授業・研究発表会と学校評価、学習サポーターとして参加した学校運営協議会が運営する「放課後まなび教室」の内容が中心になると思います。何しろ学生なので、何が特徴なのか、何が面白い事実なのかを判断することができないので、報告時に発見していただけると嬉しいです。

   
 

2008.7月例会のおしらせ

 

  • 時   2008年7月19日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 『がっこう百科』と『お・は』の隠された思想?
    報告者 岡崎勝さん

    報告者からのコメント
     私は、基本的には体育会系人間であり、そのことが自分の存在を意味づけている。身体、権力、闘争、そして学校教育が、すべて政治的に具体的にからみあいながら自分の仕事に見えてくるからおもしろい。だから、『がっこう百科』も『お・は』もその視点から編集しているつもり。もちろん、分かる人しか分からないように。そんなお話ができたらいいと思っています。格調は低いけど。

   

2008.6月例会のおしらせ

 

  • 時   2008年6月21日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 教室の中の近代
    報告者 北爪道夫

    報告者からのコメント
     長いあいだ、文学作品から遠ざかっていましたが、「近代文学は終わった」という柄谷行人の言葉に刺激されて、ぼつぼつ近代小説の「古典」を読んでいます。そうすると、学校や先生が作品の中にかなり登場していることが気になってきます。作家の中に意外に教員経験者が多いのにも気がつきます。教員をやめてみると、教員製教育思想の輪郭がまえよりもはっきり見えるような気がしています。教室は教育思想とは無縁な生徒と教育思想にどっぷりつかった教員とが出会う場所です。そういう場所が、日本の近代文学の中に登場してきます。近代文学のはじめに、たとえば夏目漱石の『坊っちゃん』、島崎藤村の『破戒』や田山花袋の『田舎教師』が数えられますが、それらは学校を舞台にしています。近代文学の出発に学校が、一定の要件を与えたのだとすれば、「近代文学の終わり」に学校が連帯責任を持っているかもしれません。川上弘美『センセイの鞄』(2001)には、確かに漱石や藤村や花袋が格闘したところの「社会」も「学校」もありません。柄谷にならっていえば、藤村や花袋が丹念に描き出した「風景」とその中のモノたちが、描かれなくなったのです。私たちの近代は学校の内外で、どのような変容を経てきたのでしょうか。いくつかの古典的作品にそくして「教室の中の近代」についてふりかえって考えてみようと思っています。

   

2008.5月例会のおしらせ

 

  • 時   5月17日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ ディレンマを基軸に学級を捉えることについて―U中学校の実践を通して
    報告者 平野拓朗(京都大学大学院)さん

    報告者からのコメント
      関西にあるU中学校において、特定の学級(二年○組)に昨年の5月から携わっています。この間、二年○組の文化的側面について、(筋ジストロフィーの男の子のサポーターとして)私がそこにかかわること、参加することがどのような意味をもたらすのかを考えることで捉えようとしてきました。それは、私が抱えるディレンマから問いを立てるということになるのですが、それをいま-ここで生起する情動の記述に終始するのでも、あるいは、ディレンマの解決として明快な理論を見出し、提示しようとするのでもないような捉え方を模索しています。つまり、私もそのコミュニティに片足を突っ込んでいるが故に、被るディレンマと向き合わざる負えないけれども、その解決に向かおうとすると「……」と私を取り巻くネットワークの複雑さ(例えば、先生や子どもや親の意図が噛み合ないにもかかわらず、それぞれが適切であるようなこと)に言葉が詰まるわけです。
     報告では、二年○組の「……」を描く作業について考えさせて頂きたいと思います。

   

2008.4月例会のおしらせ

 

  • 時   4月12日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 戦後初期同和教育としての「福祉教育」  高知県での調査
    報告者 倉石一郎さん

    報告者からのコメント
     東京へ行ってから6年、ろくすぽこの研究会にも参加できなくなり、会への貢 献面も含め私のプレゼンスは低下するばかりである。ではその間研究面はどうか と言えば、こちらも鳴かず飛ばずである。いろいろあって、腰を据えて仕事をす る状況からほど遠く、もうこのまま終わってしまうのでは、とも考えたりする。 そんな日々にあって唯一心安らぐ時間は、一つは廣松渉の本に耽溺しているとき (こちらは新モノ語りプロジェクト絡みなのでまた別の話)。
     もう一つは、昭和で言えば20〜30年代の高知県で、実質的に同和教育であ りながらも、なぜか「福祉教育」と呼ばれた実践が広く展開したのだが、その関 連資料をながめたり、ただぼんやりと往時のことに思いを馳せているときだ。ど うしてこの時間は心安らぐのかということも含め、このお話しをしたい。

   

2008.3月例会のおしらせ

 

  • 時   3月8日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 教会学校のモノ語り
    報告者 小関麻子さん(京都精華大学4回生)

    報告者からのコメントです。
      日曜学校、あるいは教会学校と呼ばれている「学校」があります。その歴史は「近代学校」よりも古いかもしれません。今回は、教会学校の文化的側面を「モノ」を通して探っていきたいと思います。なお、この発表は2007年度に京都精華大学へ提出した卒業論文の一部です。


2008.1月例会のおしらせ

 

  • 時   1月12日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 大西忠治著作集を読み直す
    報告者 住友剛さん

    報告者からのコメントです。
      みなさん、お久しぶりです。この間、娘が生まれたとか(おかげさまでもう3歳です)、諸般の事情があってこの研究会にはなかなか参加できなかったのですが、そろそろ、都合のつく回から復帰します。
     さて、今年(2007年)の本研究会では、『滝山コミューン』(原武史著、講談社)をめぐって、活発な議論がありました。この本の内容に関連して、今回の私の報告では、大西忠治ら全生研の「班・核・討議づくり」などの理論や手法等について、もう一度、中身を検討してみたいと思います。特に今回は、大西忠治著作集の第一巻『教育的集団の発見・定本「核のいる学級」』と、第四巻『方法・技術としての「指導」と「管理」』(両方とも明治図書)を取り上げてみたいと思います。


2007.12月例会のおしらせ

 

  • 時   12月8日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ 韓国におけるマイノリティの学校−華僑学校
    報告者 中島勝住さん

    報告者からのコメントです。
     日本における華僑学校(日本では中華学校と記される)は東京、横浜、大阪、神戸に計5校(初等・中等学校別に数えれば10校)あり、いわゆる台湾系が3校、中国系が1校、いずれの政治的立場からも距離をとっているものが1校である。一方韓国では、老華僑人口の点では2万人強と日本の老華僑数と大差がないにもかかわらず、華僑学校は初等、中等を合わせて27都市に31校を数える。そのすべてが台湾系である。こうした特徴は何を意味しているのだろうか。日本と韓国におけるマイノリティの教育を華僑学校を通して考えてみたい。  

 

2007.11月例会のおしらせ

 

  • 時   11月10日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館 (大阪府茨木市駅前4丁目7−50 )
  • テーマ ブラジルの沖縄人−移民青年隊50周年を迎えて
    報告者 山城千秋さん
    (山城千秋さんは熊本大学教育学部准教授。専門は社会教育。今春、博士論文をもとに『沖縄の「シマ社会」と青年会活動』(エイデル研究所)を出版。)

    報告者からのコメントです。
     1908年の笠戸丸移民から、来年で100周年を迎えるブラジルの日系社会。その第1回移民781名のうち、沖縄県人は325名を占め、今日のブラジル日系人の1割が沖縄県人であると言われています。沖縄人たちは、「イチャリバチョーデー(一度出会えば兄弟)」「ユイマール(結い)」「肝ぐくる」の言葉に象徴されるように、相互扶助関係を基盤に生活を築いてきました。
     戦前から続く家族移民とは別に、沖縄からは青年の移民派遣がありました。当時の沖縄青年連合会は、1955年に沖縄産業開発青年隊を設立し、1957年からは訓練を受けた青年を移民青年隊として派遣してきました。以来1964年の第14次まで303名が渡伯しています。
     今回、9月末に開かれた青年隊50周年の記念式典への参与観察を通して、ブラジルの沖縄人の諸相を紹介し、青年期の主体形成、異文化の中の沖縄とは何かを皆様と考えてみたいと思います。  


 

2007.10月例会のおしらせ

 

  • 時   10月13日(土)午後2時─5時
  • 場所  富田公民館( 高槻市富田町五丁目17−1 )
                 
  • テーマ 被教育体験としての「戦後民主主義教育」その1(小学生時代)
    報告者 冨井恭二さん

    報告者からのコメントです。
      教育解放研時代の会報に何度か「生徒体験としての『戦後民主教育』」を掲載しましたが、それは極めて主観的でエッセイ風の文章でした。高校教師退職後、その体験の相対化をめざして苦闘しています。今回は全国的な「民主主義教育運動」も視野に入れながら、母校で盛んであった児童詩、綴り方教育の資料を使い具体的な小学生時代を再現していきたいと思います。その後の小学校教育についてはほとんど知識がありませんので、ぜひ若い世代に参加いただき、その普遍性、特異性などを討論によって明らかにできたら私にとって有意義な時間になります。よろしくお願いします。

     
 

2007.9月例会のおしらせ

 

  • 時   9月29日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館
         
  • テーマ 最近の日本の学校教育をめぐる言説について
    報告者 中島勝住さん

    報告者からのコメントです。
     諏訪哲二『なぜ勉強させるのか?』(光文社新書)、刈谷剛彦・増田ユリヤ『欲ばり過ぎるニッポンの教育』(講談社現代新書)を比較書評します。いずれも新書ですので、参加者には事前に読んでいただくようお願いします。
     基本的には書評ですが、議論の活性化を促すような「肴」を提供するつもりでいます。参考として、プロ教師の会『教育大混乱』(洋泉社新書)もあわせて読んでいただけるといいかと思います。

     
 

2007.7月例会のおしらせ

 

  • 時   7月14日(土)午後2時─5時
  • 場所  茨木市民会館
         
  • ◇ 報告1 『滝山コミューン一九七四』から何を学ぶか/倉石一郎さん

     
     原武史『滝山コミューン一九七四』(講談社、2007.5)の書評報告をさせていただく。

     本書を読み終えた感想としては、全生研の「集団づくり」実践の総括としては素材も分析も不十分であり、各紙書評が興奮気味に伝えたような、1972年をはさんでの「政治の季節」から「私生活主義」への転換という「戦後史観」をくつがえす一書とまでは到底思えない。本書の可能性の中心は「教育論」にはない。これは「鉄道本」として読まなければならないのだ。そう読むことで、私たちに俄然豊かな視野が開けてくる。

     原少年が、新宿発松本行423列車の古い車内で弁当を食べながら昭和初期の歴史に思いをはせ、「テキストに書かれたものだけが歴史ではない」という今の研究スタンスの出発点はこのときだったと述懐するくだりがある。真偽のほどは別として、私は感動した。本書よりもむしろ、『民都大阪対帝都東京』(講談社)などに代表される原の「鉄道もの」が、私たちの新モノ語りプロジェクトのよき範形となるのではなかろうか。そしてそれは、夭折した保苅実が『ラディカル・オーラル・ヒストリー』(御茶ノ水書房)で示唆した、「人びとの多様な歴史実践」にも通ずるのではないかと愚考する。

     ◇ 報告2 諏訪哲二『なぜ勉強させるのか? 教育再生を根本から考える』光文社新書/中島勝住さん  

 

2007.6月例会のおしらせ

 

  • 時   6月9日(土)午後2時〜5時
         
  • 場所  茨木市民会館
  • 報告  徳岡輝信さん 
  • テーマ 新しい「学校のモノ語り」

〈報告者からのコメント〉
 私たち研究会(旧「教育解放研究会」、現「教育の境界研究会」)では、これまで4冊の書物を出版してきました。『学校のことば/教師のことば』(1994年)、『学校のモノ語り』(2000年)、『学校のモノと境界』(2001年)、『学校の境界』(2003年)。これらはその時々の編集方針に基づき、共同研究者各自の問題関心に従って編まれてきましたが、今改めて読み返してみると、連綿とした問題意識に貫かれていたように思います。最近では私たちが取り上げたテーマや対象の重要性を指摘する論考があったり、また類似した研究書も数点登場していますが、私たちの問題意識とは微妙にずれています。
 さて6月例会では、バージョンアップ版『学校のモノ語り』の共同研究の立ち上げを図りたいと思います。MLの方では、既に北爪さんが先行的に議論を展開されていますが、その応答も含め、今後の共同研究の方向性をどのように定めるのか、その叩き台として報告したいと思っています。それは、これまで取り上げられなかったものを俎上に載せるといったレベルを越えて、現在の教育状況の混迷と教育学の不毛をどのように乗り越えていくのか、私たち研究会の独自の足場を固める作業を参加者全員で取り組んでいきたいと思っています。


2007.5月例会のおしらせ

 

  • 時   5月12日(土)午後2時〜5時
         
  • 場所  茨木市民会館
  • 報告  南山城村研究プロジェクトのみなさん 
  • テーマ 「学校施設の複合化に関する研究」の成果と今後の課題

四方利明さんを代表者とする科研費共同研究の報告書ができあがり、また、研究の継続も決まりました。参加されたみなさんに成果を報告していただくとともに、今後の研究の方向についてのオープンな意見交換をします。共同研究に参加したいと思われる方はぜひご参加下さい。


2007.4月例会のおしらせ

 

  • 時   4月14日(土)午後2時〜5時
         
  • 場所  茨木市民会館
  • 報告  中西宏次 さん 
  • テーマ 「被差別部落と小学校−京都・東三条を中心に」

報告者からコメントが届いています。

 昨年九月例会で中間報告をしましたが、その続編です。標題の論文を、あるところに三月末日までに出さなければならず、目下日常の仕事や雑事の合間をみてラストスパートをかけようとしているのですが、正直、青息吐息です。4月14日の例会までには何とか格好だけはついているかとは思うのですが、まだ「こんな内容です」と整然と提示できるところまでは行っていません。とりあえず東三条地区を中心に、戦後同和教育の動きを一応要約してみて、そこから何が言えるのかこれから考えてみます。たぶんまだあまり確かなことは言えなくて、今後に続いていく仕事になると思うので、当日は色々と問題点を指摘していただけると有難いです。

 


2007.3月例会のおしらせ

 

  • 時   3月3日(土)午後2時
        今回は第1土曜です。お間違いのいないように。 
  • 場所  茨木市民会館
  • 報告  前野こころ さん (京都精華大学大学院生)
  • テーマ 女性野宿者の生と言説---京都・女性野宿者との出会いから

報告者からコメントが届いています。

 バブル崩壊後、野宿者の増加とその可視化によって、彼らの存在は「ホームレス問題」として社会に露呈した。現在、野宿者に対する差別や偏見といった支配的なイデオロギーが存在す中、それに抗するために様々な言説が作り出されている。これらは、野宿者支援運動や社会学系の研究者、そして当事者自身の中で、戦略的に使われている。しかし、これらのほとんどは、野宿者とは男性であると、その対象を男性に絞ってきたため、女性野宿者の存在を蔑ろにしてきた節がある。
 今回の報告では、調査に基づいて、女性野宿者というこれまで欠落していた視点から、現在の状況を見直すと共に、現状の問題点を指摘する。

 


2007例会のおしらせ

 

  • 時   2月10日(土)午後2時〜5時
  • 場所  茨木市福祉文化会館(茨木市民会館のとなり)googlemap
  • 報告  北爪道夫
  • テーマ 逆ディスクーリング社会

 マスコミ・政治家・輿論で構成される「社会」は、いまや典型的な学校です。学校化社会はほぼ完璧に達成されましたが、同時に学校のほうは「制度化された価値」の外側に別様の「学校」を生成してきているのではないでしょうか。そのいみで学校はイリイチのいうような意味の脱学校とは様相の異なるディスクーリング社会になったのかもしれません。学校が脱学校の社会に接近し、社会がますます学校化するという状況の中で脱学校化しつつある学校を「再学校化」する方向で「教育改革」は進んでいます。〈共〉という秩序を見失った社会は、かわりに自らを学校と化すことによって、秩序を回復しようとします。かくて、学校は社会に追われた人びとの最後の社会(デン)として希望をつなぎとめ、学校化社会を逆に「再社会化」する砦となってくるかもしれません。そういう「妄想」をすこし展開してみたいと思っています。


2007研究会予定表

日 報告者
テーマ
場所
2月10日(土)
北爪道夫 逆ディスクーリング社会 茨木福祉文化会館
3月03日(土)
前野こころ 女性野宿者の生と言説 茨木市民会館
4月14日(土)
中西宏次 被差別部落と小学校 茨木市民会館
5月12日(土)
南山城村研究プロジェクトのみなさん 「学校施設の複合化に関する研究」の成果と今後の課題 茨木市民会館
6月09日(土)
徳岡輝信 新しい「学校のモノ語り」 茨木市民会館
7月14日(土)
    茨木市民会館
9月08日(土)
     
10月13日(土)
冨井恭二    
 


教育の境界研究会


 
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